トンボ

2007/11/21 - 7 Comments »

Message from NEMO

井上ひさし原作「ロマンス」の劇中で、
段田安則さん扮するチェーホフが
こんなようなことを言っていました。
「僕の使う原稿用紙1枚はとても高価なものだ。
しかし、僕の書く1行1行が、多額の給料となって
戻ってくるのだから、決して高いものとは言えないんだ。」

こんなかっこいいことは言えないのですが、
僕も少なからず、白い紙に向かって、言葉を並べていき、
それを歌にして、みなさんからお金を頂いています。
高い安いは別として、文具には多少、気を使っています。
いろいろなものを試して、自分にフィットしたもの、
使いやすいものを使うようになりました。

これが詞を書くときの僕の良きパートナー。

pa0_0151.JPG

鉛筆が好きです。

Tombowの消しゴム付HBです。
いろいろ試しましたが、これに落ち着きました。
僕は何回も書き直すので、すぐ消せるように
消しゴム付がいいです。

最近、STABILOというメーカーの文具が気に入って、
筆箱から、ペン、鉛筆、消しゴムまで、すべて揃えて
みたのですが、やはり消しゴム付でない鉛筆は
使い勝手が悪く、長続きしませんでした。(写真左下の黒赤)

ちょっとずつ削っていって、だんだんと短くなってゆく。
その鉛筆が僕に「書いた」感を与えてくれます。
「たくさん書いたな~」という満足感に浸ることができます。
(量よりも質が問題なのですが・・・。)

気が乗る文具、気が乗らない文具があり、
気が乗らないときは、詞が書けません。
そんなときは、ノートや紙を変えてみます。

いつのまにかダンボールには、
3,4ページしか使われないまま放置されたノート類が
たくさんたまってしまいました。
文具のせいにしてはいけませんね。

結局、ただ文具が好きで、新しいものや、
かっこいいものを欲しがってしまうようです。

あ~、全部使ってから、新しいのを買えばいいのに・・・。 
と思いつつ。

ではまた。





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7 Comments

まぃ Writes:

そんな風にして良い詞が、曲が、出来上がっていくんですね〜♪

文具って使いきる前に新しいものが欲しくなりますよねぇ…
あたしは、筆箱やらペン立てにやたらと黒のボールペンがあります。
あと、なぜか緑も(笑)

NEMOさん、これからもずーっと素敵な詞を届け続けて下さいね(´∀`)ノ。・*☆

Writes:

産みの苦しみですねぇ。
鉛筆で書かれた、NEMOさんの、あったかくてかっこいい子供たちに、また会えるのを待ってます。
ところで、短くなった鉛筆には、長くするカバー(?)は、つける派ですか?笑。
なつかしや…。
私も現在、傍らには鉛筆あります。

pinky23 Writes:

書いた満足感。すごくよくわかります!
受験勉強を思い出します。
今は商売道具の赤ペンにこだわり。
お気に入りの文具は、仕事がはかどりますよね。

さくら Writes:

こんばんは、ネモくん。
ネモくんがどんな風に曲を作っていく過程がちょっとわかってうれしいです。
私も、職場では鉛筆です。前はシャーペンを使っていたのですが、鉛筆の方がよくて鉛筆に落ち着きました。仕事も多少ははかどっているかな(笑)

Tomo Writes:

小さくなった鉛筆がたくさん・・・。
たくさんの詞が書き綴られた証ですね。
お気に入りの文具を使うと、仕事がはかどる。
それは、私もそうなので、わかる気がします。
ネモくんのお気に入りの鉛筆で書かれた詞たちに、
会える日を楽しみにしていますね!

匿名 Writes:

鉛筆は尖ってないと気持ちがのらないので、学生の頃は緊張感を保つ為にあえてペンで書いてました。間違ったら修正ペン。ケシゴムもカドじゃないと…。(今はカドケシって小さい四角が沢山ついたカドだらけのケシゴムがありますけど)で、願望としては一発で決めたいわけですが、なかなか…。なので、次は!とか授業ごとに毎回勝負でした。集中するコツって人それぞれありますよね~。

ジェイムス Writes:

小さい頃文房具って、書きにくい!!使いにくい!!これを分かっていながら、デザインにこだわり、バスケットボールのゲームができるカンペンや万年筆型のカラフルペン。12色分の色鉛筆の芯がひとつのペンに納まっていて、使う色を変えるとき、使ってた芯を押して、使いたい色を押し出す!!こんなもの。怪獣の形をしたケースに入ってるのり・・・、ハートや星型鉛筆・・・。こんなのたくさんつかってたなぁと思い出しましたよ。で、今は・・・よりシンプルなものに落ち着きました。音楽も、昔はいろいろ聴いていたけど、よりシンプルに。ストレートなものを聴くようになった気が・・・
でも、突然、昔の血がさわぐんですっっ(苦笑)