間隔があきすぎて、いったい何の連載なんだか、
もはやわからない状態になってきましたね。笑。

僕のバイクが壊れて、直すまでの一部始終を
何回かに分けて書いているわけです。

といいつつ、９回も続いています。もうしばらくお付き合いを。

前回までのあらすじ。

ネットで、「部品取り車｣を発見。さっそく電話でクランクケースを
注文。するとおっきなダンボールが・・・。

さてさて、今回はそのつづき。

ダンボールを開けてみると、本体から切り離された
後部車輪とクランクケースが入っていました。

ボロボロでした。

錆付いてもいました。「部品取り車」だから仕方ない。

それでも、ゼンマイが生きているならいいわけです。

さっそくバイクを取りに行くことにしました。
バイクはおじいさんのバイク屋に置いてあるのでした。

梅干のような顔のおばあちゃんに言われた
お金の件もありましたので、
きちんと「気持ち」を封筒に
入れて持って行きました。

バイク屋に到着。

おじいさんが僕に気付きました。
ようやく僕の顔を覚えてくれているような風でした。

「あの～、遅くなってすみません。
やっと、部品を見つけたので、直せそうです」

「お～、そうかい」

なんとも形容しがたい無表情。

「バイク持って帰って、自分で直してみますね。
僕でもできますよね？」

「おう～、できるよ」

表情は崩さず。

「じゃあ、やってみますね。それで・・・。」

封筒を差し出す。

「これ、長く置かせていただいちゃったんで、少しですけど｣

「あ～、そう・・」

表情は同じなのですが、なんか納得したご様子。

「いろいろありがとうございました」

なんて言いながら、バイクを押して、家に向かいました。

家に着いて、まず自分のバイクのクランクケースを開けました。
そして、「部品取り車」の方のクランクケースも開けてみました。
見た目は同じ。

これなら、くっつけりゃいい話だ。

パカッ。

あれ？

もう一度。

パカッ。

ん？

力ずく。

ガバッ。

・・・・・・・・・。

はまんない。

つづく。

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