最近は暑くなったり寒くなったり、変わりやすい天気ですね。
みなさん、ゴールデンウィークはいかがでしたか?

僕は、遊んだり、曲を作ったり、遊んだり、バタバタしておりました。

そんな中、僕の家に新しい家族が増えました。（厳密に言うと、一時的に
ですが。） いえいえ、人ではありませんよ。ギターです。でも、普通のギター
ではありません。１２弦ギターなのです。

５月のはじめ頃、午前２時あたり。昔から通っているロックバーに遊びに
行ったところ、マスターが嬉しそうな顔して、
「ねもっちゃん、見てくれよ、これ」
と弦の張っていないギターを持ってきました。

「お～なんすか？これ」
よくよく見ると、１２弦ギターではありませんか。（いちおう説明しておきますが、普通のギターの弦は大体６本です。なので、倍）

「あのさぁ、お客さんがさ、拾ってきたのよ。んで、もらっちゃったんだ」
「え～、すげ～。いいな～」

「あのさぁ、これさ、弦もないし、このなんつーの？この部分がないのよ」
と、マスターが指を指した部分の名前が２人とも出てこない。

「なんだっけ？」
「なんでしたっけ？名前知らない」
実は僕、ギターの部品の名前がわかるほどギターの知識がない。笑
（後に調べてわかったのですが、「サドル」という名前）
（この白い棒の部分が「サドル」）

その「サドル」がないので、弾けない状態でした。

「ねもっちゃん、誰か直してくれる人知ってる？」
と言われて、血が騒ぐ。
「まっかしてくださいよ～！俺を誰だと思ってんすか～?これでも一応ミュージシャンしてますからっ。ただの酔っ払いじゃないってとこ見せてあげますよ！だははははは」
「お～、さすがだね～。なははははは」
と、２人ともすでに酔っ払い。

とまあ、意気揚々と朝日を拝みながら、店を後にしたわけです。

僕は、人からのお願い事は素早く対応したいタイプ。忘れてしまうから。

さっそく、知り合いのギターリペアのお店に電話をかけました。

「あの～、ご無沙汰しております」
「お～、ねもっちゃんか？」
（え？まだ名前言ってないんですけど。声でわかったのか？）
「あ、お久しぶりですっ」
「お～久しぶり！どうした？」
これこれこういうわけで。と説明をしたところ、
「おう、すぐ持ってきな！」
とあいかわらず気持ち良い対応をしてくれました。
このリペア屋さんも素早い対応タイプ。しかし、気分で店を開けているので、いつやっているのかわからないのです。ご主人は「道楽」でやっているんだとおっしゃっていて、値段がいつもありえないほど安い。

すぐにギターを持っていったところ、
２，３日でできるよ、連絡するから。と言ってくれました。

そしたら言ったとおり、２日後に連絡がありました。

シャリ～ン。。。シャリ～ン。。。
１２弦ギターを弾くのは、遠い昔に１度あったきりで、２度目。

「お～、すごいっすね～、いいっすね～」

とてもきれいな音がして、民族音楽のような、ジプシー音楽のような響きがしました。

一通り弾いて、注意点や状態を聞きだした所、
このほかにも弾きやすくする為に、たくさんの調整をしてくれていました。ストラップを下げるピンも付いてなかったので、取付けてくれていました。

そして、じゃあ。と値段を聞いてみると。

「○○円、いいかな？」（←市価の３分の１くらい）
「え～～～っっ！」

安すぎ。

「いいんすか？」
「おう、いいよ」と快心の笑顔。
（ほんっと、いつもありがとうございます）

ギターを預かってから正味３日。捨てられていたギターは見事復活したのでありました。

そして今、我が家に一旦ホームステイ中。

新しいものが手に入ると、すぐはまってしまい、そればかりに目が行ってしまうので、毎日毎日弾いています。（おっと、自分のものにしかけた…）

というわけで、ゴールデンウィークに家族が増えたのでした。（一時的に）

（この子です。ちなみに後ろにあるのは産経新聞さんにもらった「けっこう王子」）

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