前回のあらすじ

無性に釣りがしたくなった俺。

望みどおりに釣りをすることになった！

今回は、そのいきさつ。

（格好から入るタイプ）

先週末、藤沢の友達の家にお邪魔することになっていた。
これはチャンスとばかり、オヤジのを借りて「釣竿だけ」持参。

 

誰も釣りしないのに、
釣りをさせろと言う俺。

持っているのは釣竿だけなのに、
釣りをさせろと言う俺。

 

この辺りの狙いはっ！？

…もちろん誰もわからん。

釣竿以外の調達についでに釣具屋で聞くと

「キス」と言われた。

なので、狙いは、

キスだ！！

よっしゃ～。いくで～。

 

釣り場は…聞き忘れた。笑。

そこは地元の友達が当たりをつけて連れていってくれた。

釣りの当たりの前に、釣り場の当たり…ぷぷ。

週末の江ノ島渋滞を抜け、近くの浜へ。

 

到着！！

 しゃ～やるぞ～

まず、糸を結んで針をつけて…

あ…やっぱり誰もわからん。笑。

 

 

 

近くの釣り船屋さんで聞くと、
おばちゃんと、おじちゃんが丁寧に教えてくれた。
イソメもゲット。

 

 

しゃ～～今度こそ完璧！！

釣るど～～(ここで上の写真)

(ちなみに、釣りの仕度は俺の１人分だけ。
みんなは散歩気分で、俺に付き合ってくれているだけ。) 

 

釣り場の防波堤では、
地元の子どもやおっちゃん達が釣り糸をたれている。

 

ふ～～いい感じ！！

 

おっ岩場にはカニがたくさんいる！！
ここまで、俺につき合わされてきて、
ロー気味だった一同のテンションもややあがる。

カニを追い回す良い大人たち。
結構すばやくて、すぐに岩陰に隠れてしまう。

岩陰に手を突っ込んで、しゃ～～手が届いた！

っていたたたたたたたたたっいてぇ～～。

俺、カニに指をはさまれる。

一同、爆笑。

隣の岩で日向ぼっこ中の、
おじちゃんとおばちゃんにも笑われる。

 

でも、カニ一匹ゲット。

 

しゃ～～気を取り直して、
魚もとるど～～。

 

竿を構え、えいやっっっと、と振ると、
これでリールがくるくる回って、仕掛けがぴゃ～っと
狙い通りのあの辺りへ飛んでいき、ぽちゃっ…

 

と、ならない。

振っても振っても、んがっと途中で止まってしまう。笑。

 ふむ。
すでにお分かりだろうが、
誰一人解決方法は知らない。

なんだったらこの時点で、
友達はすでに「俺の釣り」に
あまり関わろうとしてくれなくなってきている。
皆、傍観者。海のかなたを眺めながら、和んでいる。笑。

 

俺は、奥さんと「日向ぼっこ中」の、
隣のおじちゃんにダメもとで声をかけてみる。

「リールに詳しいっすか？」

「いや、詳しいってほどじゃないけど」

「リールが止まっちゃうんスよ」

「何だって、物が勝手に止まっちゃうってことはないよ～。自分で止めちゃってるんじゃないの～」

「あ、ほんとだ。糸が噛んでない」

「イソメは半分に切ってな」

「あ、はい」（指でちぎる）

「指で切ってんのかい？はさみ持ってきてないの？」

「あ、ないっす」

「はい、これで投げてみな」

なんとかイソメをつけて、投げる。
割とスムーズに投げれた。

「ちょっと巻いて、ちょっと引く」

「このくらいの速さでいいすか？」

「そうそう」

たまたま近くにいたというだけで、話しかけたわけだが、
このおじさんはど素人の俺に、的確かつ端的に、
必要なことだけアドバイスをしてくれた。

 

おかげで、今度こそ本当に準備は完璧。

 

よしきた！

やっと！！やっと！！

釣り開始！！！

ぴゃ～～っぽちゃっ。成功。

つづく

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