みなさん、こんにちは！

いかがお過ごし？

 

ワンマンを数時間後に控え、今日はレコーディングの思い出。
ギターのニコラス編をお届け！

 

ニコラス・ケイ。

ケイとは、ずいぶん長い付き合いだ。

cool drive makersがまだ結成して間もないとき、
下北沢の251というライブハウスで対バンになったバンド。
名前は「ラバーソウルダック」。そのボーカルをしていたのが
ケイだった。

15年まえくらいだろうか・・・。

まだ髪があって、かっこよかった。

 

そのバンドは山下達郎のシュガーベイブのような、
テンションコードを多用した16ビートの極上ポップスを
披露していた。

 

メロディーも、コード進行も、俺にはできない感じで、
奴のたたずまいには、カリスマ的オーラがあった。
その才能に、俺は嫉妬してしまった。

 

その日、打ち上げがあって、ラバーソウルダックの連中と
飲んだのだが、ケイと俺は離れた席にいて、あまり話すことはなかった。

 

間もなくして、俺はデビューしたのだが、奴はしなかった。
7、8年俺はcool drive makersとして忙しくしていたのだが、
彼はそのあいだ何もしていなかった・・うそ。あんまりわからない。笑

 

ただ、少しずつ会うようにはなって、
困ったときにはケイにアイデアをもらったりしていた。
cool drive makersの「ゆっくり歩く」という曲の
ピアノアレンジを手伝ってもらったりした。

 

そして、coolが活動を休止したとき、
俺はケイに「曲を一緒に作ってみない？」と持ちかけた。
それから、ネモトラボルタを始めることになったのだが、
ケイはまだメンバーというわけではなかった。

 

 

「オレオレ」のMVには、全身真っ黒になって、
登場しているが、実はファーストアルバムの
「ネモトラボルタ1」では、いっさいギターを弾いていない。
レコーディングには立ち会っていたのだが、
まだその時は俺のソロプロジェクトという
感じだったので。
そして、ネモトラボルタが初ライブをすることになって、
あれやこれやで、ケイもライブに出ることになった。

そうしているうちに、いつの間にかメンバーになっていた。

（レコーディング中のニコラス＆ハルーポッタ）
なので、今回の「ネモトラボルタ2」のレコーディングでは、
ケイの初参加作品となるわけだ。

いや、もしかしたら、ケイが世に出すＣＤとしては
これが初のＣＤなのかもしれない。
ケイは音大でクラシックを勉強していたから、作曲がピアノ的で
ギターしか弾けない俺にはないものを持っている。

ケイと曲を作り出してから一貫していることは、
曲のどこかに、なんか一味を加えたいってこと。
「上質な構築を」と常々思って作曲している。

 

美しい旋律がほしい！と思った時には、ケイに任せる。
ブルージーな泥臭い部分は俺が作る！
といったところだ。

 

今回のアルバムのEasyLifeも、サビはケイが作った。

 

 

今ではケイがいなくてはネモトラボルタではない。

 

何よりcoolが終わって、ずっと隣にいたのはケイだ。

 

付き合いも長いし、ずっといた時間も長いから、
普段そんなに話したり、じゃれあったり仲が良い！
ってわけではないし、ケイがどう思っているのかも知らないが、
いま一緒に「ネモトラボルタだ！」って叫んでいる
アホで貴重な同士だ。

 

このバンドでやれているのが、楽しい。

 

今日のワンマンも本当に楽しみで、
ワクワクする。

 

さあ、出かけるとするか・・。

 

もうすぐ始まってしまうな。

 

何本もライブを共にした
最強のメンバーで今日もいつも通り、
ネモトラボルタを見せつけるだけだ。

 

みんな、こんな俺たちだけどさ＆すばらしいドラム（みよちゃん）もいるし、
今夜一緒に盛り上がろうぜ！！！！

 

 

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